HD画質動画キャプチャーの 環境構築
- 2011/08/01 20:42
- カテゴリー:動画キャプチャ & エンコード
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今回は、自分のHD画質動画キャプチャの環境構築、
アップロード後の画質テスト( YouTube )。
■ 動画キャプチャ環境
◎ 自分の場合の動画キャプチャの環境構築の考慮した点。
①HD画質の動画
( 画質 720p以上、動作 60FPS )
②表示画面と自分の操作に遅延のない動画キャプチャ環境
( 1:遅延のほとんどないキャプチャソフトのプレビュー画面をそのまま使用。
2:遅延のほとんどない分配器で、画面とキャプチャ用に同時に出力を2分配。 )
③価格と環境構築の手ごろさ
それらを踏まえて色々調査した結果、自分のHD画質動画キャプチャ環境は、
HDMIキャプチャボード による動画のキャプチャを選択。
※ ②については、1: の 遅延のほぼないキャプチャボードとアマレコTVを
キャプチャソフトとして使用するのであれば、次回以降の記事の
動画キャプチャソフトの変更 ( ArcSoft ShowBiz → アマレコTV )
を参照。
アマレコTVをPC上で起動し、そのキャプチャーソフトのプレビュー画面
( 映像+音の遅延も感じずゲーム画面が表示される ) のみで、
そのまま普通にゲームプレイ&ゲーム画面のキャプチャが同時に可能。
ただし、その場合映像と音声はPC画面+PCのスピーカーに依存しますが。
大画面TVでゲームプレイ & ゲーム画面の動画をキャプチャを同時にする場合は、
HDMI分配器が必要。
◎ 念の為、自分のPCスペックとキャプチャ環境。
【 自作PCスペック 】
※ 赤字がHD画質動画キャプチャの為の追加パーツ
・APU ( CPU / GPU統合プロセッサ : Llano ) : AMD A8-3850
( Core数:4、動作:2.9GHz、内臓GPU:Radeon HD 6550D )
・Memory : 8GB ( 4GB×2)、DDR3 SDRAM、PC3-12800 ( 1600MHZ )
・Graphics: ※ APUに内臓 → 追加購入で、Radeon HD 6850 に変更しました。
・HDD : 2TB ( Serial ATA 接続3.0 6Gb/s、cache 64MB )
・OS : Windows7 Professional ( 64bit )
・Video Capture : サンコー HDMVC4UC
( HDMI Capture、PCI-E 接続、720p HD( 60 FPS ) &
1080p FullHD ( 30 FPS ) Capture対応 )
・付属キャプチャーソフト は『 ArcSoft ShowBiz 』
保存形式 MPEG2 ・ MP4 ( H.264 ) ・ MOV ( H.264 )。
※ 個人的には、付属キャプチャソフトよりもキャプチャーソフトは、
『 アマレコTV 』の購入&導入 をお薦めします。
・HDMI 分配器: テック TESP02SH ( 入力x1 / 出力x2、HDMI ver1.4対応 )
・connect cable : プラネックス PL-HDMI02-QD ( HDMI ver1.4 )
※ どれも amazonで検索して購入すると比較的安いかと思います。
◎ HDMIキャプチャ構築手順
自分の場合のHDMIキャプチャ構築は、本当に簡単でした。
下記の様に単純。
※ ②については、分配器の有無で接続方法が違うので、
②-1 or ②-2 のどちらかを選択。
費用が安く使いやすいのは、分配器を使わない②-1。
①デスクトップPCに、HDMIキャプチャボード( PCI-E接続 )を増設。
付属のドライバ をまずインストール。
HDMIキャプチャソフト ( 別途用意した『 アマレコTV 』 or
付属の 『 ArcSoft ShowBiz 』の どちらかを1つを ) インストール。
※ 推奨は、アマレコTVの導入。
②-1:HDMI分配器を使わなない場合 ( アマレコTV導入の場合のみ )。
ゲーム機の出力のHDMIケーブルを、キャプチャボードの入力へ接続するだけ。
②-2:HDMI分配器を使う場合
( ArcSoft ShowBiz ならほぼ必須、アマレコTVならどちらでも )。
分配器に3本ケーブルを接続してから、分配器のアダプターをコンセントへ
差し込み、電源を入れる。
・分配器の入力x1:
xbox360等のゲーム機やキャプチャとは別のPCから、
本来テレビやディスプレイに表示させる為のHDMIケーブルを
分配器の入力1へ挿入。
・分配器の出力x2:
出力1からのHDMIケーブルは、テレビやディスプレイの入力へ接続。
出力2からのHDMIケーブルは、HDMIキャプチャボードの入力へ接続。
③ゲーム機や別PCの電源を入れ、キャプチャ用のPCのHDMIキャプチャソフトを
起動し、キャプチャ項目のキャプチャボタンを押すとキャプチャ開始。
その他操作も付属ソフトのメニューを参照して下さい。
■ HD画質動画キャプチャ 動画アップロードテスト
※ ニコニコ動画( エコノミー回避以外 ) もYouTubeもアップロード時に、
再エンコードされるので、更に画質が低下する。
◎未編集動画と再エンコード動画の違い
①キャプチャ後の未編集動画
メリット:
・画面をそのまま60FPSで動画キャプチャしているので、
画質が綺麗で、ヌルヌル滑らかに動作している動画。
デメリット:
・ファイル容量が大きすぎて、アップロードに時間がかかり過ぎる、
もしくは、アップロードのファイル容量制限によりアップロード自体が
出来ない場合もある。
②AviUtl で再エンコード
メリット:
・2Pass設定等、追加プラグイン( フィルタ等 )も かなり豊富で、
再エンコード前の未編集動画に近い綺麗な画質を維持しつつ、
ファイル容量の圧縮率も良いので、言うことなし。
デメリット:
・設定にもよりますが、エンコードには結構時間がかかる。
・プラグイン等が豊富すぎて、どれを導入すればよいのか、
細かい設定等も、初回導入時に少し悩む。
◆ 未編集動画アップロード画質テスト( YouTube編 )。
ゲーム : バイオハザード5 マーセナリーズ リユニオン ( xbox360 版 )
オンライン協力2用プレイ、自分 ( SelectKenji ) とASH。
画質 : 720p ( MPEG2 )
※ ただし、今回は付属の ArcSoft ShowBiz を使用しているので、
自動的にMPEG圧縮されているのでわからない程度に画質ダウン。
容量 : 876 MB
①キャプチャ後の未編集動画 ( MPEG2形式、720p )
※ Youtubeアップロード時に自動的に再エンコードされるので画質は低下。
※ 再生ボタンを押した後、右下の360pを、720p HD に変更すると高解像度再生。